庭師は何を口遊む

USB様作

刑事探索者限定シナリオ


この世界が存在しているから人間が存在しているのではなく、

また人間が存在しているから世界が存在しているのではない。

両者に前後関係はなく、ただあるのは奇妙な縁と因果だけだ。

―――

推奨技能:戦闘技能・目星・拳銃

準推奨:聞き耳・精神分析

プレイタイム:ボイセ6~7時間(変動あり)

プレイ人数:4人(固定)

シナリオ形式:シティ

システム:秘匿HO制シナリオ。

備考:季節は冬です

推奨探索者:新規限定!PCに特殊な要素が含まれます。

※年齢については「刑事」になるのに必要な年数+「4年前から発足しているチーム」というのも加味した場合、30歳以上となる。


■HO

PPC1:あなたはこの零課のチーフである。

   あなたは並々ならぬ精神力を有し、それを用いて部下を率いている。

PC2:あなたは天才的な手腕を持つメカニックだ。

   こと機械に於いて、右に出るものは居ない。

PC3:あなたはこの零課の中で最も屈強な体を持っている。

   また、体術などに於いても非常に優れている。

PC4:あなたは非常に手際よく、俊敏性に優れている。

   チーフの補佐等を任される事が多く、医療の心得もある。


■本シナリオにおける探索者作成ルール

基本はルールブックにある【刑事】の項目を遵守するが、【職業】+【趣味】を足したポイント分は自由に振り分けて構わない。ただし特記事項がHOに含まれる場合、それに合った技能を取得しなければならない。

例えば【職業ポイント:240】【趣味ポイント:220】だった場合【合計ポイント:460】を趣味、職業を考えず振り分ける事が可能

刑事ということなので、以下の持ち物を追加してください。
☆38口径リボルバー ニューナンブM60 威力:1d10 耐久:10 装弾数:5 攻撃回数:2
しかし、このシナリオ内では銃を常に所持している状態ではなく、緊急時以外は保管庫に銃があるとします。


■注意事項

・NPCと特別な関係(親友・恋人・家族・幼馴染etc)が含まれることがあります。

 予めご注意をお願い致します。

 GL/BL/NLで苦手なものがある場合は事前にお伝え頂きますようお願い申し上げます。

・秘匿のHOが設けられるため、新規限定のシナリオとなります。

・PvPの可能性が多大にあります。

 PCは喧嘩をしても、PLはワイワイしていきましょう。


<共通認識>

あなた方は警視庁特殊犯罪捜査零課(けいしちょうとくしゅはんざいそうさぜろか)通称『ゼロ』の同僚である。
各々がそれぞれに特化した技能を有しており、四年前の結成当初からの付き合いだ。紆余曲折ありながらも、共にそれだけの年数を過ごしてきた。

共通の同僚である『相模原 涼(さがみはら りょう)』は温厚で優しい女性であったが、三年前とある事件によって死亡してしまう。あなた方はその光景を忘れた事はない。

とある教会跡地にて、丸で磔刑にあったかのように吊るされた彼女の肢体。
祭壇の奥に位置していた十字架に無数の蔦が這い、彼女はそこで事切れていた。
肉の隙間から色とりどりのアザレア、アイビーそれ以上の美しい花々を咲かせて死んでいたのだ。

彼女の目や鼻、口から伸びたものが一層激しく、最初は誰のものかも判別は出来なかったが、ふと「相模原」と呼ぶ声が聞こえ、あなた方はそれを誰であるかを理解した。
三年前、応援の刑事達が現れるまでの間、あなた方はその名を叫び、泣き、悲痛と嘆きの中彼女の死体を床に降ろし、ただひたすら慟哭(どうこく)していたのだ。
犯人は未だ捕まっていない。その死体の異常性から犯人は『庭師』と呼ばれ、今でもメディアを賑わせている。
あなた方は日々別の捜査に当たりながら、『庭師』を探し続けている。


『警視庁特殊犯罪捜査零課(けいしちょうとくしゅはんざいそうさぜろか)』

人によっては『ゼロ』や『(PC1の苗字)班』と呼んでいる。
発足は四年前。PC達はその頃からの付き合いとなる。
主な活動内容は警視庁刑事部捜査一課と特命捜査課を合わせたようなものとなっている。
つまりは現行の犯罪と過去の未解決事件を並行して捜査している班という事になる。
警察署内の立場としては、NPCの後ろ盾などもありそこまで悪いものではないが、他の所属に比べて自由に動き回れる事や、警察組織にそこまで囚われない独特なチームである事というのもあり、快く思わない刑事も多い。