CALLING
鋏定規様作
ああ、誰か、誰か、誰か。
この音を、
この音を、止めてくれ……。
■【はじめに】
舞台は現代。シティシナリオ。
プレイヤー:4〜5人程度
プレイ時間:8〜9時間程(ボイセ)
推定難易度:★★★★☆
推奨技能:<対人技能><精神分析><図書館>
準推奨技能:<電子工学><コンピューター><隠す><忍び歩き>
備考:戦闘あり、特殊ルールあり。
■【舞台】
時代は2013年の夏。
舞台となる街は、街外れに古い電波塔を持つ小さな街。山に囲まれた小さな都市。
ネット上では7年ほど前からとある都市伝説の舞台がこの街なのではないかとまことしやかに囁かれ続けている。
そして1年ほど前から精神に異常をきたす者が大量に発生しており、同時、奇妙な噂が囁かれている。
「街中に奇妙な音色が響き渡る。その音色を耳にした者は狂って死んでしまう」
探索者達がこの街を訪れるのは丁度そんな頃だ。
■【導入】
探索者はここ暫く奇妙な耳鳴りに悩まされている。
当初はうっすらとしたものだったその耳鳴りは日が経つにつれ強さを増していき
遂には探索者達の頭を悩ませるまでになっている。
それはまるで電話のコール音のようだった。
頭の中でルルルル、ルルルル、ルルルル、と一定のテンポで機械的な音が鳴り続けるのである。
まるで電話に出るのを急かすかのように。
そんな悩みを抱える探索者達の下、突然探索者達の携帯電話に着信が入る。
「その音の消し方を教えてやる」
謎の声はそう言うと、日付と場所だけを告げ、電話は切れる。
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